%e5%b1%b1%e4%b8%8b-%e6%95%8f%e4%bc%b8%e5%85%88%e7%94%9f%e3%80%80%e7%99%bb%e5%a0%b4

山下 敏伸先生 登場!!

同窓生のみなさん、英語科の山下です

山下 敏伸

 こんにちは。縁あって駿台甲府高校に奉職してから20余年が過ぎました。9期生のみなさんと楽しく過ごしていたころに生まれた長男がこの春、駿台を卒業しましたから、時のたつのは本当に早いものです。私自身は高校で何周か3年サイクルを繰り返したあと、8年前に中学教師デビューをしました。駿中10期生とともに高校26期を終了し、2年前再び中学校へ舞い戻り、現在中2年を担当しています。

 卒業生の中には山下と言えば、難解な文章が大好きで、構文上に問題ありありな英文を見るとうれしそうに解説をするイメージがあるようです(ありがたいコメントです)。その山下が中学生を担当し、マニア垂涎の英文など扱っているはずもなく、アルファベットから懇切丁寧に音読ややりとり練習を中心とした楽しい授業を展開しています(本人はそのつもり)。もちろんこのメンツに、いつの日か“関係詞連鎖と二重限定”の違いを熱く語る日を思い浮かべながらですけれど。

 私は英文科を卒業しましたから、言語学は専門ではなく、文法はみなさんたちと初めて勉強したようなものです。“クジラの公式”など初期の生徒にはひどい教え方をしたんだろうなと時に反省することもあります。「関係副詞の非制限用法は接続詞と理解してもよい」というのは、参考書ではなく、みなさんの質問に答える上で学んだことです。感謝にたえません。

 そろそろ同僚の先生たちの中には親子2代で教える経験を持つ方もちらほらいらっしゃるらしいのですが、中学生という若年層を担当しているとそんな日も近いかもしれません。その時は「少しは授業もうまくなった」とほめてもらえるといいなと思いますし、参観日などで出会えたら、掟破りの“保護者をあてる”こともやってみたいと思っています。楽しみですね。

 これまで担当した学年は基本3年間(6年間)の持ち上がりでしたから、定期的に集まって、親しくさせていただいている卒業生も多くいます。私が担当したみなさんは今まさに社会の中核となっている年代で、昔を懐かしく振り返る余裕はないかもしれませんが、“あの頃のこと”をふと思い出したら、中高の門を叩いてもらえるとうれしいですね。あの頃はとても言えなかったあれこれを、それぞれの立場から楽しく語りたいと思います。さて、予定の字数となりました。私たちの誇り、駿台の卒業生諸君のさらなる飛翔を期待して、この駄文を閉じようと思います。またね。

Sponcer