%e9%bd%8a%e8%97%a4%e3%80%80%e6%98%8c%e4%b8%80%e5%85%88%e7%94%9f-%e7%99%bb%e5%a0%b4

齊藤 昌一先生 登場!!

思い出に残る出来事

齊藤 昌一

 昭和59年4月、今から26年前、現在の甲府駅ビル「エクラン」建設中に、私は学生時代に水泳部に所属していたことから、保健体育教師として駿台甲府高校に赴任しました。この年は、塩部キャンパスに南館(現在の東館)が竣工したときです。体育館、温水プール、生徒食堂が校舎に隣接され、グラウンド南側のJR沿いにはバレーコート(1面)、テニスコート(3面)のスポーツ施設が作られていました。そして、1学年270名の生徒が通学し、曙寮(1年生用)と旭寮(2・3年生用)があり、寮生が学年の半数ほどを占める男子校でした。
 ひとりで甲府駅についたとき、「ここでどんな生活がはじまるのか。」という不安がありました。しかし、山梨県には水泳を通じて知り合った友人や先輩たちがいて、彼らが私の不安が少しずつ解消していってくれたことに今でも感謝しています。
 さて、赴任した当時の「思い出に残る出来事」を二つ紹介します。一つは、3階建て本館(旧本館)での着任式です。旧本館は現在の駿台橋を渡った付近にありました。舞台があり、そこでの舞台あいさつをしたときに全生徒が割れんばかりの拍手をしてくれたことです。とても些細なことですが、その当時の私はとてもうれしく「よ~し、やるぞ!」という思いが込み上げてきました。
 今、一つは、昨年、亡くなられた古橋廣之進先生を迎えての温水プール竣工式・記念講演会です。赴任して一ヶ月、いろいろな先生や事務の方々の協力により、準備を重ねて当日は県内外から多くの来客を迎え、盛大に竣工式を行うことができたことです。多くの方にご協力いただき感謝しました。また、朝、プール内を点検、準備を終えて、式典1時間前にプールにいくと大きな蛙が泳いでいてびっくりでした。体育の先生がたがジャージのままでプールにはいり捕まえてくれました。しかし、何といってもプール内にそっと大きな蛙を放ってくれた生徒たちには大感謝でした。  私の赴任した当時から今も駿台甲府高校は、多くの自由闊達な生徒がいました。そして、大学生になる前の学齢期にいろいろなことに興味を持ち、挑戦心を抱きながら仲間とともに大きく成長して、社会に貢献する若者が育っています。これからも、駿台甲府高校は多くのすばらしい若者が社会に旅立つ学びの場であるように私は一所懸命に勤めていきます。    

Sponcer