駿台甲府高等学校同窓生医師による医療情報・ドクターリレー Vol.14
2014年2月3日
保坂雄大(11期 医療法人ゆうゆう会 ことぶき整形外科)
駿高11期生の保坂雄大(ほさか ゆうだい)です。
今回のドクターリレーを担当させていただく事になりました。
<自己紹介>
甲府に生まれ育ち、高校卒業後は山形大学医学部医学科へ入学し、卒業後も山形に残って研修を続け、2008年の春に故郷に戻って参りました。2009年9月に甲府市寿町(県民文化ホール西側)に整形外科の診療所を開業して現在に至ります。
<高校時代>
担任は、3年間とも英語の中村慎介先生でした。自ら「めざせVR-4」なる目標を掲げて目標意識の大切さを教えてくださいました。そんな慎介先生の教えの中で非常に印象に残ったものが2つあります。
1つ目は、「自由の重みを知りなさい。」です。自由には自己責任がある。自分で考え、計画し、実行すること。誰かのせいにするのではなく、自分がどうするべきかを常に考える事が大事ですね。
そして2つ目は、「筋道を立てて考える事を数学から学んだ。」です。これは受験勉強だけに留まらず、社会生活、そして医療においても私を支えてくれました。英語の成績は良くない私でしたが、慎介先生のおかげで今の自分があるのだと、心より感謝しております。
<整形外科の話>
整形外科とは運動器を扱う外科系の診療科です。その大半は直接命に関わることはありません。命を救わずに何を救うのか。それは元気な日常生活です。脳や内臓が元気であっても、身体が動かなければ元気に活動できません。そこをサポートするのが役目です。まだ学生だったある日、大学病院の整形外科外来で、膝の人工関節術後の患者さんが言いました。「今年はサクランボの収穫もできて良かった」と笑顔で。主治医はこう言いました。「木に登るなんてダメですよ」と。こちらも笑顔で。そんな笑顔が増やせるように、日々精進しております。
<同窓会35周年記念事業の話>
実は今年の11月1日(土)に開催予定の駿台甲府高校同窓会35周年記念事業の運営に携わることになりました。是非とも皆様大勢の方達にお集まりいただき、再会や新たな出会いの場となり、次へのステップに繋がるようなきっかけになれば良いかと思います。私も当日は休診にして臨む予定ですので、何卒よろしくお願い申し上げます。