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駿台甲府高等学校同窓生医師による医療情報・ドクターリレー Vol.42

池田 頌子(24期 神奈川県立こども医療センター産婦人科勤務)

 ドクターリレー No.42を担当します、24期の池田頌子です。前回の佐野先生には、駿中陸上部と山梨大学医学部交響楽団でご一緒していたご縁がありまして、今回バトンを受け継ぎました。

 私は現在、神奈川県立こども医療センターの産婦人科に勤務しています。テレビドラマ「コウノドリ」の撮影が入った病院で、新生児科の医師や看護師、入院中の赤ちゃんたちがドラマに出演しました。

 こども病院の産婦人科医は何をしているのかとよく質問をされます。一言でいうと、「出生後に新生児科の医師による診察や治療が必要になる赤ちゃんを妊娠している妊婦さんの管理をする」仕事です。具体的には、胎児超音波で赤ちゃんの病気が指摘された妊婦さんや、早産の危険のある妊婦さんの妊娠管理と分娩を担当しています。

 生まれつきの病気を持って生まれてくる赤ちゃんの頻度は約3~5%とされ、詳細な超音波検査を行うことで7割前後は出生前に見つけることが可能となっています。出生前診断の利点としては、出生後すぐに治療が必要な病気であった場合は、出生直後からの治療が可能となり、予後をよくすることができることがあります。しかし、その一方で、現在の医療では治療が難しい状態であるということがわかってしまうこともあります。どのような病気であっても、しっかりと説明を行い、ご両親が安心して出産・育児に臨めるよう支援すること、残念ながら辛い結果になってしまうときにはご両親・赤ちゃんを含めたご家族に妊娠中から寄り添っていくことを目標に働いています。とはいえ、難しい場面に悩むことは多いですが・・・。

 当直対応が多く、医療訴訟リスクも高いことから敬遠されがちな産婦人科ですが、ご両親にとって人生のかけがえのない瞬間をお手伝いできる診療科であることを嬉しく思っています。今後は山梨県内に戻る予定ですので、妊婦健診などで見かけていただいた際はぜひお声をお掛けください。

(後列左から2番目が池田さんです)

経歴
2006年 駿台甲府高校卒業
2012年 山梨大学医学部卒業
2012年 山梨県立中央病院 初期臨床研修医
2014年 山梨大学 産婦人科 県内外の関連病院に勤務
2018年 神奈川県立こども医療センター 産婦人科

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