駿台甲府高等学校同窓生医師による医療情報・ドクターリレー Vol.48
2019年10月2日
村田 博朗(27期生 市立甲府病院)
ドクターリレーVol.48を担当させていただく27期の村田博朗と申します。中学・高校・研修医時代の同期である河西浩人君に紹介して頂きました。
私は甲州市塩山の出身で、中学から駿台甲府に通い、中学・高校とサッカー部に所属していました。良き仲間に恵まれて中学校時代には関東大会に出場することができました。高校時代、授業終了後に練習場所であった今井キャンパスを目指して平和通りを自転車で疾走した日々は良い思い出です。
高校卒業後は北里大学医学部で医学の基本を学び、山梨県立中央病院での初期研修を経て、山梨大学医学部神経内科に入局しました。2019年現在は市立甲府病院に勤務しています。
脳神経内科は脳・脊髄・末梢神経・筋肉の疾患を診る内科です。認知症・パーキンソン病などの神経難病・速やかな治療開始が必要な脳血管障害・てんかん発作など幅広い疾患を担当しています。
全身を満遍なく診察し、患者さんの多種多様な訴えから病態を推定します。探偵のように、あらゆる手がかりの中から疾患を突き詰めていくところが神経内科の魅力の一つではないかと思っています。高齢化が著しい現在において脳神経内科のニーズは間違いなく高まっていくと思いますが、残念ながら山梨県内の専門医の数は不足しており、脳神経内科の裾野を広げていくことが急務です。
学生時代を振り返りつつ、現況を語らせていただきました。ご愛読ありがとうございました。
今後も駿台甲府で培ったチャレンジングスピリットを胸に日々の診療、教育に努力していきたいと思います。
経歴
2009年 駿台甲府高校卒業
2015年 北里大学医学部卒業
2015年 山梨県立中央病院 初期臨床研修医
2017年 山梨大学医学部神経内科
2018年~ 市立甲府病院 勤務