%e9%a7%bf%e5%8f%b0%e7%94%b2%e5%ba%9c%e9%ab%98%e7%ad%89%e5%ad%a6%e6%a0%a1%e5%90%8c%e7%aa%93%e7%94%9f%e5%8c%bb%e5%b8%ab%e3%81%ab%e3%82%88%e3%82%8b%e5%8c%bb%e7%99%82%e6%83%85%e5%a0%b1%e3%83%bb-33

駿台甲府高等学校同窓生医師による医療情報・ドクターリレー Vol.51

髙橋 章弘 (8期生 ひろクリニック医師)

 ドクターリレーVol.51を担当します、8期生の髙橋章弘と申します。現在私は、甲府市中小河原に設立しました、ひろクリニックの医師として、地域医療に全力で取り組んでおります。私を紹介いただきました当時屈強スイマーの花輪先生とは、八田政久校長先生が教師として就職された年と同じ入学年度で、8期で同期でした。私はゴムボール野球愛好会(非公認)で、甲子園出場を夢見て?休み時間にせっせと試合を繰り返しておりました。

 私は高校時代、最終的に漠然と医学研究をしたくて医学部進学を決めました。それが何かわからない状態で、基礎医学へ進むつもりでした。大学在学中に先輩に相談したところ、がんを研究したいならとにかく多くの症例がいる臨床がいいといわれ、最終的に消化器外科へ入局いたしました。入局後は臨床医として働きながら、がん免疫治療の研究に没頭しました。そのまま、ノーベル医学生理学賞を選定するカロリンスカ研究所(スウェーデン)へ留学し、その成果の一部を論文発表することができました。帰国後は、その時点でのがん治療の限界を感じ、その後急速な抗がん剤治療の進歩に触れることができ、新規の抗がん剤の研究開発に興味を持ちました。できることを一旦ある程度やり切ったと考えたときに、ふと地元甲府で開業する機会があり、大きな決断をしました。最初の方向性とはだいぶ異なっておりますが、いろいろな転換点で常にチャレンジしていく方向に決めております。悩んだときは、高校時代に培ったチャレンジングスピリットです。

 今回この原稿を書くにあたりまして、久しぶりに同窓会ホームページを拝見し、同窓生がとても活躍していることに誇りを覚えました。同窓生はもっともっと結束を固めて、山梨から日本や世界に向けて様々な分野からチャレンジングスピリットを持って発信していきましょう。私も自分で出来ることを最大限努力し続けていきます!

経歴
1990年 駿台甲府高校卒業
1996年 金沢大学医学部卒業
2002年 山梨医科大学大学院卒業
山梨大学医学部附属病院、山梨県立中央病院、上野原市立病院、社会保険鰍沢病院などに勤務
2013年 中小河原ひろクリニック開設
2017年 上記閉院し、医療法人和泉会 ひろクリニック開設、現在に至る

ひろクリニック内での髙橋さん

Sponcer