駿台甲府高等学校同窓生医師による医療情報・ドクターリレー Vol.56
2021年4月2日
阿部菜緒 (31期 山梨大学医学部附属病院 整形外科)
ドクターリレーVol.56を担当させていただくことになりました、31期生の阿部菜緒と申します。私はこの4月から整形外科医として、山梨大学医学部附属病院で働いています。
今回の依頼をいただいたときはまだ医師になって2年目で専門も決まっておらず、最近のトピックなどもよくわからないから正直何を書こうかと、とても迷いました。ですので、専門的なお話ではなく、医学の道を目指したきっかけや高校時代、大学時代の思い出、自分の目指す医師像などを少しお話ししようと思います。
私が医学の道を目指したのは、中学生の時に祖母が事故で大きな怪我をしたこと、高校生の時にサッカー部のマネージャーをしていてスポーツでの怪我を身近で見ていたことなどがきっかけでした。
高校の3年間は部活をしていたらあっという間に過ぎてしまい、部活の引退後、最後の追い込みでなんとか山梨大学医学部に入学することができました。
大学の6年間は本当に様々な経験をし、思い出もたくさんできました。特にアルバイトと部活での思い出が8割を占めていると思います。アルバイトでは、レストランなどで接客をしていたため、言葉遣いやコミュニケーション能力などが身に付き、それは医師となった今でも役に立っています。部活はアルペンスキー部に所属。大きな怪我をして思うようにいかずに悔しい思いをしたこともありましたが、その経験が整形外科を目指そうというきっかけにもなりました。
4月からは整形外科医として働きますが、目指す医師像というのは正直まだはっきりとはしていません。ですが、一人一人の患者さんに寄り添える医師になりたいと思っています。また、整形外科医としては治療の部分だけでなく、予防からリハビリの部分まで診られるようになりたいと思っています。
まだまだ医師としての人生は始まったばかりですが、初心を忘れることなくこれからもたくさんの人の役に立てるように頑張りたいと思います。
経歴
甲府市生まれ
2013年 駿台甲府高校卒業(31期)
2019年 山梨大学医学部卒業
同年 沼津市立病院勤務(研修医1年目)
2020年 山梨大学医学部附属病院勤務(研修医2年目)
2021年 山梨大学医学部附属病院整形外科入局