駿台甲府高等学校同窓生医師による医療情報・ドクターリレー Vol.60
2022年2月1日
河野 洋介(21期 山梨大学小児科)
ドクターリレーVol.60を担当させていただきます、第21期生の河野洋介と申します。今回は、同じ医局の成澤先生からの紹介で、このような機会をいただきました。
私の高校時代というと、寮生活をしながら男子バレーボール部に所属しており、文字通り、朝から晩までバレーボールに明け暮れていました。当時の半田先生の指導は非常に厳しく、その指導方法は今のご時世にはとても書けないこともありましたが、その厳しい指導を乗り越えて頑張れたこと、おそらく半田先生の教え子の中で一番下手なセッターだった私を最後まで試合に起用してくださったことは、その後の私の人生でとても大きな力になりました。大学受験や医師国家資格の際など、『もう無理だ・・・』と心が折れそうになったときに、半田先生の顔が思い浮かび、激を飛ばしてくれたように思います。
さて、ドクターリレーということで、現在の私の近況ですが、私は山梨大学小児科に勤務をしております。山梨大学は県内唯一の大学病院であり、高度医療の提供の他、医学研究、将来の医療を担う医学生の教育などが行われています。最近は新病棟ができ、非常にきれいな病棟となりました。小児科医局も改装され、スタバのような雰囲気の医局で働いています。私自身は、小児科内の小児循環器グループに属しており、心臓カテーテル検査や心エコー・心電図・心臓CT・心臓MRIなど、様々な画像診断を駆使ししながら、生まれつきに心臓病のある子や、川崎病という心臓の後遺症を残し得る病気、小児期の不整脈などに対する診療を行っております。また、DMAT(災害派遣医療チーム)や小児三次救急医療にも携わっており、時には患者さんの搬送のためにドクターヘリに同乗させていただくこともあります。
最近はコロナの影響で様々な活動に制限がありますが、皆さんを対象とした心肺蘇生講座というものもお手伝いさせていただいております。『目の前で人が倒れた時に何ができるのか』、そんなことを考えたことがある方は、是非一緒に心肺蘇生法を学びませんか?
仕事の特性上、ゆっくりコーヒーを飲みながら、というわけにはいきませんが、失われそうになっている目の前の小さな命を何とか救いたい、子供たちの未来を守りたいという想いで頑張っております。
たわいもない話でしたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
略歴
2003年 駿台甲府高校卒業
2009年 山梨大学医学部 初期研修医(山梨大学・山梨県立中央病院)
2011年~半年間 カナダに語学留学(医学は一旦お休み)
その後は山梨県内の病院を勤務
2015年~ 山梨大学にて勤務